PHP　配列を便利に使い倒そう

はじめに

初心者に配列は難しく感じます。配列をどのように使うのかが分かり難いからだと思います。

配列を覚えるとデータの扱い方がものすごく楽になります。

また、PHPの配列は超強力ですので是非覚えて頂けたらと思います。

配列とは？

一言で説明すると、

データを整列して扱うこと

です。

それでは、どのような使用方法があるのかをご説明します。

繰り返し処理が楽に行える

「繰り返し処理」と言うのは、整列されたデータ（配列）からデータ要素を1つ取り出して処理を行い、また次の1つ取り出して処理を行う作業です。

例えば「address.txt」に以下のような氏名、住所、生年月日がカンマ区切りで作成されているファイルを読み込むとします。

山田　太郎, 東京都, 1956/05/23
田中　花子, 長野県, 1968/11/15
鈴木　次郎, 広島県, 1977/08/03

「address.txt」の全データを読み込み、$contentsへ文字列としてセットします。
explode関数で区切り文字（改行で区切るので”\n”)で分割して$lines配列を作成します。
foreach関数で配列$linesから１つずつデータ要素を取り出して処理を行い、最終データ要素まで繰り返し処理を行います。

// address.txtファイルを全て読み込む
$contents = file_get_context('address.txt');
// 行ごとに要素を取り出す
$lines = explode("\n",$contents);
foreach($lines as $line) {
  // 行データをカンマ区切りで列データ配列に変換する
  $fields = explode(",",$line);
  // ～～　ここでデータ要素の処理を行います　～～
  // 例えば生年月日から現在の年齢を計算する等
}

ここでは簡単に繰り返し処理を説明しましたが、他にもPHPの配列処理方法はたくさんあります。
次回もご紹介していきたいと思います。